こんにちは!はれこです。
このブログでは、私の日常も紹介しながらフリーランスとしてのお仕事術や就職やお仕事の悩みを解決するブログです。
さて、すっかり眠れなくなってしまったので、ブログを更新しようと思います。
今日は言いにくいことを言います
夜中なので、ちょっと繊細な話題。
きっと捉え方によっては、誰かを否定してしまう話。
今回は、小劇場の「チケットバック制」について。
チケットバック制というのは、小劇場に多いギャランティの形です。
チケット1枚につき○○円…という形でギャランティを払うというもの。
だから、小劇場の役者は友人を誘ったり、ありとあらゆる人脈に声をかけて集客する。
私は正直この制度は嫌いです。
この制度が好きな役者はいるのかな?笑
まあ、ギャランティ0よりはマシですが。
でも、この制度だと友人知人を誘う他ないのです。
結果、身内だけで席が埋まる。
私としては、友人は友人で対等な付き合いをしたいので、相手にお金を払ってもらうとお返しをしたくなる。
でも、さすがに全部は返せないから、せめて舞台は楽しんでほしい。
来てくださる方々には感謝しかありません。
商業とはどういうこと?
でも、そもそもチケットバックという考え方に商業的な欠陥があります。
この前、とある2.5次元が舞台化するんだーって思って、発売日の夜にチケットサイトを覗いたらすっかり完売していました。
キャストも有名な人が出ていて、「生のこの人を見てみたい!」って思っていたのですが…。
…それを見て、「これが商業」って思いました。
そもそもこういった舞台では「○○扱い」というチケットの売り方はしていません。
そんなことをしなくても、十分集客できるからです。
元の作品は十分に知名度がありますし、主要キャストは「生のこの人を見に行きたい!」と思わせる人を起用しています。
きっと出演するキャストには影響力や労力に見合うギャランティを既に提示しているのでしょう。
なので、演劇を商業として成り立たせるポイントは大きく2つ。
①作品あるいは団体にファンがいること
②見たいと思わせる芸能人をキャスティングすること
要するに、友人などの繋がりではなく、如何に純粋な「この舞台見たい!」という人を集められるかだと思います。
役者ってどういう職業?
これは私自身も戒めだと思って書きます。
役者をやるということは、「生でこの人を見たい!」と思わせる人に自分がなるか、その人の隣に立てるくらい見た目や演技が魅力的でないと務まらないんだろうと思います。
本来であれば、「この舞台、すごく人気でチケット取れないんだけど、今回特別に招待するね」くらいでないといけないんです。
私もそうやって友人に声かけられたらな。
小劇場の当たり前が、いつか変わって欲しいと思っています。